4月16日、栃木県那須町の河川敷で2名の焼死体が見つかった事件で、
遺体1名の身元が宝島龍太郎さんであると判明しました。
この記事では、宝島龍太郎さんら2名を殺した犯人について報道された内容をまとめていきます。
2人の死因は「窒息死」
宝島龍太郎さんら2人の遺体は、手足を結束バンドで拘束され、
顔に袋をかぶせてテープでその上から粘着テープでぐるぐる巻きにされていました。
17日の司法解剖の結果、2人の死因は、ともに頸部(けいぶ)圧迫による窒息死で、
女性は、頭蓋骨に複数の骨折があり、鈍器のようなもので殴られた可能性があるとのことです。
20代の男が出頭!闇バイトか?
事件があった翌日の17日には、都内で20代の男が警察へ出頭していました。
警察は男が何らかの事情を知っているとみて任意で事情聴取を進めています。
男は、「出頭前に3人で相談した」という趣旨の話をしていることから、
複数犯の犯行であることがわかりました。
出頭した男は『闇バイトなのでは』といった憶測も広まっています。
防犯カメラの映像を確認
4月19日には、事件前夜の台東区上野の繁華街にある防犯カメラに
死亡した宝島龍太郎さん(55)の姿が映っていたことが判明しました。
宝島龍太郎さんと思われる男性の、自転車を押す男性の姿と
自転車を近くに止め、男ら2人に連れられ、妻と2人抵抗することなく車に乗り込む姿が確認されています。
約7時間後には遺棄現場から約1.5キロ離れた場所で、現場の方向に向かって走る黒い不審車も確認された。
遺体を運んだ車を押収
警察は、栃木県外のナンバーをつけた黒い車を押収していて、
遺体の運搬に使われた犯行車両とみて調べを進めています。
一方、捜査関係者の話によると、
東京都内で出頭して事件への関与をほのめかしていた20代の男が
「車を貸した」
という趣旨の話をしているとのことです。
宝島龍太郎を殺した犯人は中国マフィア?
宝島さんは中国から帰化した方で、従業員の方も中国人が多く、
近くの焼肉店と客引きでもめたときなどは、中国語で怒鳴り合いになっていたことがわかりました。
また、結束バンドやテープを利用したり、灯油で遺体を焼くという犯行がアジア系の犯罪集団の行う手法に近いことから、
アジア系グループや中国系の半グレグループの犯行の可能性を捜査しているとのことです。
平山綾拳容疑者を逮捕
17日に都内の警察へ出頭していた20代男性が逮捕されました。
逮捕されたのは埼玉県越谷市の建設業・平山綾拳(ひらやま・りょうけん)容疑者(25)で、
何者かと共謀して宝島龍太郎さん(55)ら2名の遺体に火を付けて損壊した容疑です。
もう1人の焼死体が妻と判明
4月24日の夜、DNA鑑定の結果などから、
被害者の女性が宝島さんの妻・幸子さん(56)と特定されたと明らかになりました。
犯行に使われた車に残っていた血痕のDNA型も宝島幸子さんのものと一致しているとのことです。
最新情報が分かり次第追記していきます。